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9.11の爪痕 [ニュース]

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「自由の女神像」の王冠部分、今後も立ち入り禁止

 【ワシントン=坂元隆】ニューヨークの「自由の女神像」の王冠部分に設けられている展望台が、2001年9月の米同時テロで閉鎖されたまま、今後も再開されないことが9日、明らかになった。

 国立公園局では、女神像の内部に設けられた展望台に通じる階段が狭いため、テロや火災の際に緊急避難しにくいことを理由にあげているが、地元議員らからは「テロの恐怖に当局が負けた」などと反発する声が出ている。

 ニューヨークのリバティ島にある自由の女神像は、同時テロ直後に観光客の訪問が禁止されたが、04年に2000万ドルをかけてテロ防止措置が取られ、見学を再開。しかし、王冠部分の展望台は立ち入り禁止のままで、見学者は像の足元部分までしか入ることが出来ない。
(読売新聞) - 8月10日12時11分更新

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私がNYに約1週間滞在したのは、このテロの起こるちょうど2週間前だった
私はテロで破壊されたWorld trade centerのツインタワーにも昇ったし、
この自由の女神の王冠の展望部分も長くて狭い螺旋階段を使って昇った
ツインタワーはもちろんもうないわけだけど、
こんなかたちですばらしい自由の女神からの展望も失われるのは悲しい
「自由の」女神なのに、その自由が制限されてしまうような気分にさえなる

アメリカでは、今月、「World Trade Center」という映画が公開になった
あのテロで救出に臨んで命を落としたNYのFiremenたちの映画らしい
こんな映画、はっきりいってふざけてると思う
彼らに敬意を示したかったというなら、もっと別の形で示すことができるはずだ
私は観てないし、観る気もない
あれから、まだ5年しか経ってない
まだみんな、大きな心の傷を抱えたまま、立ち直れないでいる
こんな映画を、今つくって公開するのは、
すごく沢山の人の心をまた傷つけることと等しいと私は思う

私のNYの友だちは、幸いみんな命は無事だった
でもマンハッタン島の中で働いていた彼らは、
交通機関が全て麻痺して、人々が狂気と恐怖に震える中を
徒歩で何時間もかけてマンハッタン島外まで歩くしかなかった
私の友達の中には、友達を失った人もいる
私はNYに一週間滞在しただけだったけど、本当にNYが好きだった
アメリカ政府とアルカイダの間の抗争なのだから、
ペンタゴンが攻撃されるならまだわかるし、
アメリカの軍基地が攻撃されるなら、それは理解できる
でも、何の関係もない市民の命をあんなふうに奪う権利なんか、誰にもない
まあ、だからこそ、「テロ」と呼ばれているのだけれど

テロの直後は、関係ない中東系の移民の人たちが、
アメリカのあちこちで暴行を受けたり、差別を受けたりする別の悲劇も起きた
テロを起こす人たちは、自分たちの行為が、
自分たちと同じ民族や主義の人たちでありながら、
テロ行為で主張しようとはしない人たちの権利や人格も傷つけていると気がつくべきだし、
自分の民族を結局苦しい立場に追い込むのも自分たちなのだと気がつくべきだ
テロの犯人や関係者のリストの中にある名前と同じ名前で、同じ民族系だっただけで
飛行機から下ろされた人や、飛行機に乗れなかった人、
別室に連れて行かれて取調べを受けた人たちがいる
彼らは同じ民族系、同じ名前だったというだけで、
時に信じられないような不当な扱いを受けた
人間としての権利も、尊敬も、払われないような扱いを受けた

正当な形で抗議しても伝わらないし、それが通らないことがあるのは当たり前なのだ
だからこそ、社会や秩序というものがこの世界に存在している
私個人的には、アメリカ政府のやり方は、納得できないことの方が多い
でもそれがテロを容認する理由には生涯なり得ない
最近見た映画(DVD)の中に、テロに関したストーリーのものがあった
その中で、テロの活動をしている一人に、主人公が、
「どうしてこんなことを続けているのか」
「本当にこんなふうに命をかけて死にたいのか」
と聞くシーンがあった
そのテロの一人は、「お前には自分の国があるし、帰るところがある」
「自分達が本当に欲しいのは、ただ帰ることのできる家なんだ」
そう答えた
家、というのは、すなわち、自分たち自身の国ということなのだと私は解釈した
痛切なその叫び、私は極端な愛国主義ではないけれど、理解できないことはない
でも、テロは理由がどうあれ、やっぱり許されるべきものじゃない

誰もが幸せな世界は、この世に2人以上の人がいる限り有り得ないのだろう
それでも、少なくとも誰もが「不幸せでない」世界になればいいのにと
私は願わずにいられない


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